本文へ移動
mytime.

運営者プロフィール

「そらいろ」として、2児の母の経験をもとにInstagramで子育てエッセイを発信しています。会社員時代は、転職をしながら約15年間、金融分野の専門職として総合職で働いてきました。フリーランスを経て、今は法人を経営しながら仕事と子育て奮闘中です。

万年筆と小さなインク瓶、手紙と封筒、ラベンダーを描いた刺繍作品

ずっと「もっと効率よくやらなきゃ」と思っていた

娘が3歳の頃、朝7時半に保育園へ預けて、お迎えは夜7時。帰宅後の夕飯は夜8時でその後もワンオペ。そんな生活を1年ほど続けた頃、体調を崩して、微熱が1か月以上下がらなかったことがあります。

今思えば、無理もないです。

でも当時の私は、「もっと効率よくできれば、ちゃんと回せるはず」と本気で思っていました。

時間の使い方が下手なんだ。
誰かに頼るなんて申し訳ない。
自分でやればお金はかからない。

ずっと、そう思っていました。でも、いくら効率化しても、全部を自分で抱えたままでは限界があるんですよね。

そのことを最初に教えてくれたのが、意外にも「夕飯」だったんです。

夕飯を、つくるのを止める

あるとき、ママ友が立ち上げた、大手メーカーの社内新規事業のサービスをモニターとして使う機会がありました。地域の飲食店が、家庭の夕飯のおかずを作ってくれるサービスです。

これに、ものすごくハマって…
気づけば、No.1ヘビーユーザー。

最終的には、利用する側から、その新規事業の運営に参画する側へ。今振り返ると、この経験はかなり大きなものでした。

夕飯って、自分で作らなくてもいいんだ。

献立を考えて、買い物して、作って、片づける。毎日当たり前のようにやっていた一連の作業を、自分がやらなくても生活は回る。

そのとき初めて、「自分でやらなくていいことって、あるんだ」と実感しました。

誰かに頼ることも、サービスを使うことも、手抜きじゃない。暮らしを回すための選択肢のひとつ。それまでの私には、あまりなかった発想でした。

仕事も、長く働けばいいわけじゃない

会社員時代には、当時まだ珍しかった週休3日の制度も利用しました。働く時間を減らしたら、当然、成果も減る。最初はそう思って諦めていました。

でも実際には、月単位で見ると、仕事の成果量はそれまでと大きく変わらなかったんです。むしろ時間が限られているから、

何を先にやるか。
何をやらないか。
どこまで自分で抱えるか。

前よりずっと考えるようになりました。そこで初めて、「長く働くこと」と「成果を出すこと」は別なんだと腑に落ちました。

家事も仕事も、似ていたんですよね。

全部を速くやることより、
そもそも「全部やる必要ある?」と考えること。

そっちの方が、ずっと効果がありました。

働き方だって、ひとつじゃない

その後、会社員を離れてフリーランスになり、今は法人を経営しています。もちろん、働き方を変えれば全部うまくいく、なんてことはありません。会社員だからよかったこともあるし、フリーランスになって増えた大変さもある。

それでも、「今の働き方を続けるしかない」と思わなくてよくなったのは大きかったです。

仕事のやり方を変える。
勤務時間を変える。
働く場所を変える。
人に頼る。
必要なら、働き方そのものを変える。

選択肢は、思っていたよりずっと多かった── 会社を辞めて、それに気づきました。

サポートされる側から、サポートを届ける側へ

夕飯を誰かに作ってもらって助けられた経験があるから、私は、暮らしのサポートによって生まれる時間に、すごく価値を感じています。

そこで今、会社で運営しているのが、timeAid(タイムエイド)というサポート型カタログギフト事業です。それは、家事代行、シッター、宅配食、一時預かりなど、子育て家庭を支えるサービスを「ギフト」として贈る仕組み。

モノではなく、

少し休める時間。
自分のために使える時間。
何もしなくていい時間。

そんな「時間の余白」を大切な人に贈れたら。そう思って始めました。

昔はサポートを使う側だった私が、今はサポートを届ける側にいる。不思議だけど、つながっているなと思います。

「できるようになる」より、「やらなくていい」へ

家事を早く終わらせる。
仕事を効率よく進める。
スケジュールを上手に組む。

もちろん、そういう時短の工夫も大事です。でも、それだけではどうにもならない日があるのが現実。

だから私は、

やらない。
減らす。
仕組みに任せる。
人に頼る。
仕事そのものを見直す。
必要なら、働き方まで変える。

そこまで含めて「時間の使い方」だと思っています。目的は、予定表に空白を作ることじゃありません。

その時間を、自分のために返すこと。

子どもと過ごしてもいい。
好きなことをしてもいい。
本を読んでもいい。

何もしなくてもいい。せっかく空いた時間を、また別の仕事や家事で埋めなくたっていいんです。

mytime.で伝えたいこと

mytime.では、働くママの「時間がない」を入り口に、

家事のこと。
人に頼ること。
仕事の進め方。
働き方。
そして、自分の時間のこと。

生活まるごとから「時間」を考えていきます。

私は、最初から時間の使い方が上手だったわけではありません。むしろ、「もっと頑張れば全部できる」「頼るのは申し訳ない」と思っていた側です。

だから、今も

「私の要領が悪いのかな」
「もっと効率よくしなきゃ」
「みんなできているのに、なんで私はできないんだろう」

と思っている人に伝えたい。

頑張り方を増やす以外にも、時間を取り戻す方法はある。全部を上手にこなせる人にならなくてもいい。全部を、自分でやらなくてもいい。

mytime.には、そんな選択肢を集めています。

そらいろのアバター

(折茂明日香)